Murakami Kagaku 1888 -1929
紙本
(本紙) 縦:31.4cm 横:49.8cm
(表装) 縦:131.5cm 横:64.7cm
昭和6年頃(1931年)
共箱
華岳は「制作は密室の祈り」の言葉を残しています。目指した画境は清浄な心を以って「すべてのものから受ける喜びを表現したい」そして人間として純粋に自分の創作に没頭し「宇宙の意思と一つに融合する」ことでした。昭和2年神戸花隈の養家に戻り画壇から離れる様になりました。この時期から墨による表現を追求していきます。この墨牡丹圖は墨の濃淡が柔らかいグラデーション、そしてプラチナ泥を含ませた
花びらはふくよかでおおらかです。
墨牡丹圖
村上 華岳