ブロンズ
高:16.0cm
B.C.900年~B.C.800年頃
類品:人類の美術 古代イランの美術I P.47 No.56
ルリスタン青銅器は、1920年後半頃に美術市場に現れ、イランのザグロス山脈のルリスタン地方で出土した古代青銅器である。
用途としては未だに議論されているが、主に儀式などで使用されたという意見がある。中央に人物や植物を表し、左右に動物或いは怪獣を対称的に配置する例は多いが、この様に擬人化し
たタイプのルリスタンの祭祀具は非常に数が少ない。本作品は肩と腰に雄鶏の頭が2つ突起し、大きく見開いた目、首飾り、腹から腰に掛けて巻かれた衣装に特徴がある。また胸を両手で抱えている祈りのポーズや大きく膨らんだ臀部はアスタルテを想像させ、メソポタミア美術の影響を受けていると思われる。
深井晋司 旧蔵
1978年 古代オリエント博物館開館記念特別展出品
1959年 ペルシャ遺宝展出品(第二次東大イラク・イラン遺跡調査団収集)
1961年 ペルシャ美術展出品 東京
1964年 ペルシャ美術展出品 福岡
1971年 ペルシャ帝国建国2500年記念
ペルシャ美術展出品
1973年 正倉院の源流を探る
ペルシャ美術展出品 嵯峨美術短期大学
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寿屋
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