Minamoto Toshiyori
紙本、墨書
軸装
平安時代、重要美術品
(本紙) 縦:22.2cm 横:14.6cm
(表装) 縦:126.5cm 横:38.7cm
巻子本に書写された古今和歌集の断簡。穏やかでよどみなく流れるその筆線は美しく、料紙には雲母刷により飛獅子唐草文様が浮かび上がる。一文字に牡丹唐草の印金を、中縁、風帯には鳳凰に唐草と宝尽し文様の縫裂を使い、雅な表具に仕立てている。
兼覧王
たつた姫 手向神の 在はこそ 秋の木
の葉の ぬさとちるらめ
小野と云所に住侍りける時紅葉
をみて 貫之
あき山の 紅葉をぬさと たむくれは
すむわれさへも 旅心地する
巻子本古今集切
伝 源俊頼