Tomimoto Kenkichi 1886 -1963
磁器
高:3.1cm 径:30.8cm
昭和30年(69歳の作品)
「土門拳・骨董の美学」平凡社
富本憲吉は大正から昭和初期にかけて従来の模倣や技術優先の職人芸的陶芸を嫌い「模様から模様を作らず」と云う思想をかかげ創作を重んじ陶芸界に新風を捲き起こした。本作品は親交のあった写真家の土門拳の旧蔵品である。彼の陶芸が最も花開いた昭和30年・69歳の作品でこの年に第一回の重要無形文化財(色絵磁器)人間国宝に認定されている。
皿の形状は、わずかに端反し西洋の皿のようにモダンである。
色絵蛾文大皿 共箱
富本 憲吉