ご挨拶

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開催のご挨拶 / 「第10回 伝統からの創造 21世紀展」
今年の冬は寒さが続き、各地で荒れ模様の厳しいものでしたが、きちんと春は巡って参ります。桜の花の美しさは、麗らかな季節の喜びを映しているのかもしれません。社会・経済の状況は世界的に決して順調ではありませんが、困難を乗り越え、努力を重ねて進み続けることの大切さを忘れてはならないと念じております。
昭和26年に始まった「五都展」は34年続き、大改革を実行した「現美展」が15年、さらに思い切った改革を試みたこの「伝統からの創造 21世紀展」も早いもので第10回展を迎えました。時代の流れを見つめ、マンネリ化を排除し、常に緊張感を持って未来を切り開こうと歩んで参りましたこの展覧会は、五都市を巡回する最大規模の新作展として多くのコレクターや愛好家の皆様に支持されて参りました。これは多くの関係者の方々、特に出品される先生方の情熱の賜と深く感謝申し上げる次第です。
中でも、平山郁夫先生には、この展覧会に並々ならぬご理解とご貢献をいただきました。先生が昨年12月に逝去されましたことは誠に痛恨の至りであり、大きな悲しみを抱かずにはいられません。絵画の世界での優れた業績のみならず、広く世界的な視野に立って文化・芸術のあり方を見据え、文化保護を通じての世界平和運動に邁進された先生の活動は、永く世界中の人々の記憶に刻まれることと思います。衷心より哀悼の意を表しますと同時に、先生の偉大な足跡を貴重な教えとして、私どもは今後も最大の努力を重ねる所存でございます。
図らずも、今回の「伝統からの創造 21世紀展」は出品作家見直しの年に当たり、新たに25名の先生方にご参加いただくこととなりました。特に今回は多数の工芸作家にご参加いただくこととなり、展覧会全体が厚みを増し、一層の充実を示しております。文化・芸術の振興が一国のアイデンティティの確立に直結し、経済的・政治的な分野でも発展の原動力となり、心豊かな社会が生まれることを信じて、私どもはさらなる前進を続けたく思います。
皆様方にはご多用中とは存じますが、なにとぞご来場、ご高覧賜り、先生方の情熱溢れる作品をご堪能賜りたく、心よりお願い申し上げます。
平成22年4月
| 五都美術商連合会 | |
| 東京代表 | 淺木 正勝 |
| 大阪代表 | 市田 芳一 |
| 京都代表 | 三島 敏明 |
| 名古屋代表 | 野﨑 博 |
| 金沢代表 | 谷村 庄市 |





